先輩:じゃあ次は、心電図で出てくる『P波、QRS波、T波』の波形について話していこうか。この波形がさっきの工場(心臓)の動きをそのまま表してるんだよ。
新人:工場(心臓)の動きが波形になってるんですね!どんなふうに見ればいいんですか?
先輩:まず、一番最初に出てくる『P波』が『秘書(心房細胞)』が働き始めたサインだよ。このとき、『倉庫(心房)が血液を受け取る準備』をしてるんだ。
新人:P波は秘書(心房細胞)の仕事ですね!
先輩:その次に出てくるのが『QRS波』。これは『社員(心室細胞)』が動き出して、『出荷場(心室)が血液を全身に送り出してる』サインだよ。
新人:QRS波は社員(心室細胞)が働いてるサインなんですね!
先輩:そう。そして最後に出てくるのが『T波』。これは働き終わった社員(心室細胞)が一息ついて、次の仕事に備えて休んでるサインなんだ。
新人:T波は社員(心室細胞)が休んでるところ…分かりやすいです!
先輩:まとめると、P波が秘書(心房細胞)、QRS波が社員(心室細胞)の働き、T波が社員(心室細胞)の休憩。波形を見るだけで、工場(心臓)がちゃんと動いているかが分かるんだよ。
新人:P波が秘書、QRS波が社員、T波が休憩…これを見れば工場全体の動きが分かるんですね!
先輩:その通り!これが心電図を読む基本だから、まずはこの流れをしっかり押さえておけば大丈夫だよ。
新人:すごくイメージしやすいです!ありがとうございます!
まとめ
『P波が秘書(心房細胞)の仕事開始、QRS波が社員(心室細胞)の全力作業、T波が社員の休憩』と覚えましょう。波形を見ることで心臓という工場が正常に動いているかどうかが分かります。
これが心電図を読む基本の流れです。