新人:先輩、洞結節が出す電気信号を心電図で確認するって話でしたよね。でも、その信号が具体的に何を意味しているのかがまだよく分かりません…。
先輩:いい質問だね!じゃあ、心電図に出てくる“P波、QRS波、T波”について説明しようか。
新人:あ、波形の名前ですね!なんかアルファベットが並んでいて覚えるのが難しそうです…。
先輩:最初はそう思うよね。でも、心臓の動きと照らし合わせて覚えると意外と簡単だよ。まず、心電図は“洞結節から出た電気信号がどこを動かしているか”を波形として見ているんだ。
新人:電気信号が波形として表れているんですね。
先輩:そう!それぞれの波形には心臓のどの部分が動いているかが表されているんだよ。
1. P波:心房が動いたときに出る波形(全身から戻ってきた血液を心室に送る動き)。
2. QRS波:心室が動いたときに出る波形(心室が全身に血液を送り出す動き)。
3. T波:心室が“お疲れ様”って休んでいる、いわば回復している波形。
新人:へぇ〜!P波が心房、QRS波が心室の動き、T波が心室の回復を表しているんですね。
先輩:そういうこと!つまり、心電図を見ることで、“今、心房と心室がちゃんと動いているかな?”とか“リズムが乱れていないかな?”を確認できるんだよ。
まとめ
1. 心電図の波形(P波、QRS波、T波)は、心臓の電気信号がどの部分を動かしているかを示している。
• P波:心房が動く(血液を心室へ)。
• QRS波:心室が動く(全身に血液を送り出す)。
• T波:心室が回復する(次の収縮に備える)。
2. 心電図は、心房と心室の動きやリズムを確認するために大切な道具。