新人:先輩、心電図を学び始めたんですけど、そもそも心臓がどう動いているのかよく分からなくて…。
先輩:いい質問だね!心電図を理解するには、まず心臓の基本的な働きから知るのが大事だよ。簡単に説明するね。
新人:お願いします!
先輩:まず、心臓の仕事って何だと思う?
新人:うーん、血液を送るポンプみたいなものですか?
先輩:その通り!心臓はポンプとして、全身に酸素を含んだ血液を送り出しているんだよ。そして、全身を巡った血液は酸素を渡し終わって、また心臓に戻ってくるんだ。
新人:なるほど、酸素を運ぶ役割があるんですね。
先輩:そうそう。具体的には、心臓には「心房」と「心室」っていう2つの部屋があって、血液がそこを順番に通ることで全身に送られていくんだよ。
新人:心房と心室、それぞれどんな役割をしてるんですか?
先輩:心房は全身から戻ってきた血液を受け取る役割をしてて、心室はその血液を全身に送り出す役割があるんだ。
新人:なるほど、心房で血液を受け取って、心室で送り出してるんですね!
先輩:そうなんだ。そして、血液の流れを簡単に言うとね、心臓が一回動くたびにこんな感じで動いているよ。
1. 心室が全身に血液を送り出す
2. 心房に全身から血液が戻ってくる
3. 心房から心室に血液を送り込む
この繰り返しが、心臓の基本的な動きだよ。
新人:心臓ってずっとこんな流れを続けてるんですね。すごい!
先輩:そうなんだ。そして、この動きには一つポイントがあるよ。
新人:何ですか?
先輩:心臓はただ動いているだけじゃなくて、一定のリズムで動いているんだよ。このリズムが狂うと、全身に血液をうまく送れなくなってしまうんだ。
新人:一定のリズムっていうのが大事なんですね。
先輩:その通り!だから心電図を使って、このリズムや心臓の動き方を確認しているんだよ。
まとめ
1. 心臓は血液を送り出すポンプ。酸素を届けたら、また血液は戻ってくる。
2. 心臓には心房と心室という2つの部屋があり、心房で血液を受け取り、心室で送り出す。
3. 心臓は一定のリズムで動いている。