
第3度房室ブロックとは
洞結節から心房への命令(電気信号)は正常に発生しているのに、発生した命令が、房室結節より下の伝導路を通れず、心室に全く伝わらなくなる状態です。しかし、心臓は完全に止まるわけではありません。心室には「バックアップ機能」があり自発的にゆっくりとした脈を打ち続けます。ただし、この脈は通常よりかなり遅いため、心拍出量が低下し、めまいや失神などの症状を引き起こすことがあります。
第3度房室ブロックの特徴
- P波とQRS波が無関係に出現
- PP間隔は一定
- RR間隔はやや不規則
- 徐脈(30〜50回/分)
- めまい、失神を伴うことあり
- ペースメーカーが根本治療
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