- 心電図の基礎をすでに学び終えている“中級者”
- いつもの参考書とは違う“別の視点・豆知識”を知りたい人
- ハート先生ファン、または動画で学んだ経験がある人

この本を、以下の6項目でチェックしていくね。
それではスタート〜!
- 口コミ ⭐️4.1点
- 価格の妥当性(コスパ)⭐️2
- 内容の充実度 ⭐️3点
- 読みやすさ ⭐️2点
- 臨床現場での役立ち度 ⭐️4点
- 初心者へのやさしさ ⭐️2点
目次

ねぇサイナスくん、“ハート先生”って誰なの?

ハート先生はね、国立循環器病センターの臨床検査技師で、
心電図教育の界隈では有名な人なんだよ。

へぇ〜!そんなすごい先生だったんだ!

実はね、昔、僕が心電図を勉強してた時にめちゃくちゃお世話になったんだ。

えっ!サイナスくんが!?どんなふうに?

当時は月6000円くらいでハート先生の動画講義が見放題でね。
独学でつまずいてた部分も、動画だとすごくわかりやすくて、
たった1ヶ月で“世界が変わった”くらい理解が深まったんだ。

へぇ〜!そんな神コンテンツがあったんだ…!

でも…残念ながら、今はもうあの長い講義動画は公開終了していて、
今は短い無料動画だけが残ってるんだ。

そっかぁ…ちょっと寂しいね。

うん。でもね!
そんなハート先生が新しく本を出版したって知って、
“これは読むしかない!”と思って手に取ってみたんだ。

なるほど〜!
じゃあ今回はその本が、
初心者向けとして本当にどうなのか
サイナスくんがレビューしてくれるわけね!

もちろん。今回も正直に、忖度なしで評価していくよ。
①口コミ

まずは口コミから見ていくよ!
口コミ評価では、Amazonのカスタマーレビューをもとにしてるよ!

Amazonでの口コミは5件で、平均評価は⭐️4.1点だよ!
⭐️2.0 「普段本を読まない人向け?」(2025年)
- 中身がほぼ漫画で構成されている
- 文章なら短く済む内容が、漫画で1ページ使われていて非効率
- 例え話がクドく、例えの説明にまでページを割いている
- 内容自体は薄めで、「文章なら10ページで終わりそう」という感想
- 本を普段読む人には物足りない印象
なし
⭐️5.0 「これが知りたかった」(2025年)
- 知りたい部分が探しやすく、理解しやすい
- レベルと内容が合っており、初心者にとってちょうど良い
- 「さすがハート先生!」と満足度が高い
- 実際の学習にも活用できていると肯定的なレビュー

書き込みは2件だけなんだね。でも内容が真逆でおもしろい!

うん、片方は“漫画で薄い”って低評価、もう片方は“わかりやすい!”って高評価。
まさに 対照的なレビュー って感じだね。
② 価格の妥当性(コスパ)

次は、“価格の妥当性(コスパ)”をチェックしていくよ!
下の基準をもとに評価して⭐️2点なんだよね〜!
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️:内容に対して価格以上の価値!即買いレベル
⭐️⭐️⭐️⭐️☆:内容に見合った価格。満足度が高い
⭐️⭐️⭐️☆☆:内容は良いが、やや高めに感じる
⭐️⭐️☆☆☆:内容の割に価格が高く、少し迷うレベル
⭐️☆☆☆☆:コスパが悪く、購入はあまりおすすめできない

この本って 2300円+税 だし、心電図の本としては安いほうじゃない?
それなのに⭐️2なの?

そうなんだよ。
価格だけ見れば“かなり良心的”なんだけど……
評価は ⭐️2 にしたんだ。

え〜!?安いのになんで!?

理由はね、
“初心者が知りたいところが薄い”
“内容が中級者寄りで理解しづらい”
この2つが大きいんだ。

たしかに…初心者がまず知りたい“よく見る波形の説明”は少なかったよね。

うん。
逆に“波形の成り立ち”とか“ペースメーカーの原理”みたいな、
中級者向けのパートが濃いんだよね。
だから、価格は安くても“初心者が買って満足できるか”
という視点ではどうしても落ちちゃう。

“値段は安いけど、初心者にとってはコスパは高くない”ってことか!

そういうこと。
中級者以上なら価値はあるけど、
初心者目線での評価は⭐️2が妥当かなと思ったよ。」
③内容の充実度

次は、“内容の充実度”をチェックしていくよ!
下の基準をもとに評価して⭐️3点だね〜!
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️:幅広く深い内容で、実践にも応用できる
⭐️⭐️⭐️⭐️☆:主要ポイントがしっかり押さえられている
⭐️⭐️⭐️☆☆:一通り学べるが、深掘りは少なめ
⭐️⭐️☆☆☆:内容が薄く、基礎だけで終わる印象
⭐️☆☆☆☆:必要な情報がほとんど得られない

この本って、どれくらいしっかり書いてあるの?

評価は ⭐️3 かな。

ふむふむ、真ん中くらいって感じ?理由は?

僕ね、昔ハート先生の動画講義で勉強してて、その時は
“めちゃくちゃ内容が濃い!”って感じたんだよ。

へぇ〜!そんな先生なら本も濃そうだけど?

でもね、この“基礎編”に関しては深掘りは少なめなんだ。
波形を見たときの“対応”や“看護の視点”も、そんなに詳しくは書かれてなくてね。

そっかぁ…全部ガッツリ網羅してるわけじゃないんだ。

ただね、刺激伝導系のしくみとか、
波形の原則みたいな基礎はすごく丁寧に書いてあって、
“ここは絶対理解してほしい!”って先生の意図が伝わってくるんだよ。

なるほど〜!
深掘りは少なめだけど“基礎の本質”はしっかり押さえてあるタイプなんだね!
④読みやすさ

次は、“読みやすさ”をチェックしていくよ!
下の基準を元に評価して⭐️2点にしたよ!
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️:図解・会話形式でスラスラ読める!理解しやすい
⭐️⭐️⭐️⭐️☆:図や説明が多く、テンポ良く読める
⭐️⭐️⭐️☆☆:読めるが少し文章が固い・情報が詰まっている
⭐️⭐️☆☆☆:専門用語が多く、読むのに時間がかかる
⭐️☆☆☆☆:難解・説明不足で理解しづらい

次は“読みやすさ”だね!
この本って読みやすいの?それともむずかしいの?

これね……すごく悩んだんだけど、読みやすさは ⭐️2 にしたよ。

えっ、漫画でオールカラーなのに!?
読みやすそうに見えるのに、どうして?

そう、見た目はすごく読みやすそうなんだよ。
漫画だし、カラーだし、“読みやすく工夫してるな〜”っていう努力は伝わるんだ。

じゃあ、どこがひっかかったの?

使ってる用語が初心者向けじゃないんだよね。
しかも最初から刺激伝導系とか12誘導から入るから、
初心者だと“???”ってなると思う。

確かに…心電図を初めて勉強する人にとっては、いきなり難しいとこからだね。

それと口コミでもあったけど、例え話がちょっとわかりにくいんだよ。
例えの説明にページを使ってるんだけど、逆にイメージしづらい…っていう場面も多かった。

う〜ん、せっかく漫画でやさしく見えるのに、
“内容が初心者向けじゃない”ってギャップがあるんだね。

そういうこと。
だから“読みやすさの工夫”はあるのに、
“実際に読んで理解しやすいか”っていうと……初心者にはキビしい。
その結果、読みやすさは ⭐️2 にしたよ。
⑤臨床現場での役立ち度

じゃあ次は、“臨床現場での役立ち度”だね〜!
下の基準を元に評価して⭐️4点にしたよ!
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️:現場で“すぐ使える”実践的な内容が多い
⭐️⭐️⭐️⭐️☆:現場に応用できる内容がしっかりある
⭐️⭐️⭐️☆☆:理論中心だが、使い方次第で活かせる
⭐️⭐️☆☆☆:現場とは少し距離がある内容
⭐️☆☆☆☆:実践とはかけ離れていて参考になりにくい

これはどんな感じなの?

ここは ⭐️4点 にしたよ。

おっ、けっこう高いじゃん!
でも読みづらさがあったんだよね?

そう、読みづらさや理解のしづらさはあるんだけど……
内容をちゃんと理解できれば現場で応用できる部分はしっかりあるんだ。

なるほど〜。“理解できれば使える”タイプの本なんだ!

そうそう。
ただね、初心者だけで読むのはちょっと難しいかも。
別の基本書や動画で土台を作った上で読むと、本の価値が上がるよ。

ふむふむ。事前に基礎があれば読みやすくなるってことね!

うん。それにこの本って、
ほかの参考書では触れない“独自の切り口”の知識が多いんだ。
だから応用できれば、波形の読み方が“もう一段階レベルアップ”する感じだよ。

おぉ〜!
読みこなせれば臨床での見え方が変わるってことだね!

まさにそれ。
そこを踏まえて ⭐️4点 にしたよ。
⑥初心者へのやさしさ

最後に、“初心者へのやさしさ”だね〜!
下の基準を元に評価して⭐️2点にしたよ!
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️:初心者でもスラスラ読めて理解できる
⭐️⭐️⭐️⭐️☆:ある程度の基礎があれば理解可能
⭐️⭐️⭐️☆☆:中級者向け、初心者には少し難しい
⭐️⭐️☆☆☆:専門的すぎて取っつきにくい
⭐️☆☆☆☆:初心者にはおすすめできない難易度

じゃあ最後!“初心者へのやさしさ”だね〜!
これはどうだったの?

ここは…… ⭐️2点 にしたよ。

えっ、低めだね?どうして?

ここまでの評価でも言ってきたけど……
この本、初心者にはかなり難しいんだ。
使われている用語も内容も、イメージしづらくて理解が追いつきにくいと思う。

“ちょっと難しい”じゃなくて、“けっこう難しい”タイプなんだね……。

うん。
だから 心電図の基礎を一通り学んで理解できている人=中級者以上向け なんだよね。

でもさ、中級者以上ならちょうどいいんじゃないの?

そこがね……
その段階まで来てる人にとっては、本のボリュームが少なめで物足りなく感じるかもしれないんだ。

初心者には難しすぎ、中級者にはちょっと薄いっていう、ちょっと“真ん中が空いてる”感じなのね。

そう。
でもね、視点が独特で“違う角度から学べる”ところは面白いんだよ。
理解できれば、“あ、そういう考え方あるんだ!”ってなると思う。

ふむふむ〜。
万人向けじゃないけど“ハマる人にはハマる”タイプってことだね!
この本がおすすめの人

ところで、この本ってどんな人におすすめなの〜?

まとめるとこんな人にぴったりだよ!
① 心電図の基礎をすでに学び終えている“中級者”
- P波・QRS・ST など基本の理解ができている人
- 完全初心者には難しいため、ステップアップ用として最適
- 「基礎は分かった。次は違う視点で理解したい」という人向け
② いつもの参考書とは違う“別の視点・豆知識”を知りたい人
- 一般的な入門書とは説明の切り口が違う独自メソッドが多い
- 「波形の成り立ち」「刺激伝導の仕組み」など
深すぎないけど“もう一段深く”理解できる内容が欲しい人向け - 新しい発見をしながら読みたいタイプに最適
③ ハート先生ファン、または動画で学んだ経験がある人
- 過去の動画講義で学んで「ハート先生の解説が好き!」な人
- 昔の動画の“続き”のような教材を探している人
- ハート先生のエッセンスを本で確認したい人

まとめると…これ、完全初心者より“ちょっと分かってる人向け”って感じだね?

うん。特にいつもの参考書とは違う視点で学びたい人には刺さる本だね。

へぇ〜、豆知識とか“あ、そうなんだ!”って気づきが欲しい人にも良さそう!

それに、ハート先生の動画で学んだ経験がある人なら
“あの感じだ…!”って嬉しくなると思うよ。
今回のまとめ
総合評価:⭐️2.85点

サイナスくん、今回の総合評価はどれくらいになったの?

うん、全部の評価を平均すると⭐️ 2.85点 だったよ。

おお…ちょっと低めだね。なんでこんな結果になったの?

理由はシンプルでね――
“初心者向け”として読むには難しすぎるところがあったからなんだ。

たしかに!
用語も難しいし、例え話も少しわかりづらくて……
完全初心者だと“???”になりやすかったよね。

そうそう。
それに初心者が一番知りたい“よく出る波形の詳しい説明”は薄めで、
逆にペースメーカーの成り立ちや刺激伝導の原理みたいに
中級者向けの内容のほうが目立ってた。

読みやすさも漫画で工夫してあったけど、
内容が難しいからスッと入ってこない部分もあったよね。

うん。でもね、
すでに基礎は終えている人や、別視点の知識が欲しい人には
価値のある“豆知識系の学び”がちゃんとあるよ。

つまり、
“初心者本だと思って買うとギャップが大きいけど、
中級者なら楽しめる”って感じか!

初心者に優しいとは言えない分、総合点は 2.85点 と低めになったけど、
ハート先生の解説スタイルが好きな人には十分おすすめできる内容だよ。

最後まで読んでくださってありがとうございました〜!
心電図の本選びって迷うけど、ひとつひとつ比較していけば、
自分に合った“ちょうどいい1冊”がきっと見つかりますよ。
それでは今日はここまで!おつかれさまでした〜!





















こんにちは!
看護師12年目、循環器ナース歴9年のどんどんだよ。
心電図を勉強しよう!って思っても、最初って「どの本がいいのか全然わかんない…」ってなるよね。
そこで、僕が実際に読んだ本を初心者ナース目線で5段階評価してみたよ!
今回は⭐️2.85点の『ハート先生の心電図レクチャー基礎編』を紹介。
よかったら、本選びの参考にしてみてね〜!