
【心電図って難しそう?】でも現場でよく見る波形はたったの「19個」だけ!
こんにちは!現役循環器ナースのどんどんです。
心電図って、波がいっぱいで「うわっ…なんか難しそう…」って感じたことありませんか?
私も異動したての頃は、モニター見ても「え?これって異常なの?どこが?」と正直チンプンカンプンでした。
でもね、大丈夫なんです。
心電図にはたしかに50種類くらいの波形がありますが、実際に現場でよく見るのはたったの19個だけ!
そして、その中でも「まずはここから!」という重要な11波形があります。
今日はその11個を、心電図学園のサイナスくんとエーエフちゃんと一緒に、楽しく学んでいきましょう!
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先に結論!この11波形を見分けよう
カテゴリ | 波形 |
基本の4つ | 洞調律/心房細動/心房性期外収縮/心室性期外収縮 |
緊急の3つ | 心室頻拍/心室細動/心停止 |
ペースメーカー関連の3つ | ペースメーカー波形/洞不全症候群/三度房室ブロック |
症状があるときに確認の1つ | ST変化(胸痛・胸の違和感時) |
この11個を知っておくだけで、
「この波形って大丈夫?」「今すぐ対応すべき?」といった判断がしやすくなります!
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STEP1:現場のほとんどはこの4つ!まずはここから
まず覚えたいのはこの4つ。
これだけで、現場に出てくる波形の約95%をカバーできちゃいます!
- 洞調律(SR)
- 心房細動(AF)
- 心房性期外収縮(PAC)
- 心室性期外収縮(PVC)

この4つをおさえれば、現場の95%は対応できます。まずはここから一緒にやっていきましょう。
この基本の4つがわかるようになると、モニターを見る目が変わってきますよ!
【STEP1】まずはここから!きほん波形入門

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STEP2:これは見逃し厳禁!急変系の波形3つ
次は、「これ出たらマジでヤバい!」波形たち。
そう、急変につながる緊急波形です。
- 心室頻拍(VT)
- 心室細動(VF)
- 心停止(Asystole)

名前からして強そう…っていうか怖い〜〜〜っ

落ち着いて対応すれば大丈夫です。波形を見たら、すぐに患者さんの様子も確認しましょう。
この3つは、覚えるというより見逃さない力が大事です。パッと見て「あれ?」って思える感覚を育てていきましょう!
【STEP2】もし出たらヤバいやつ!緊急波形の見分け方

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STEP3:ペースメーカーに関係する波形はこれ!
循環器病棟では、ペースメーカーをつけている患者さんも多くいます。
そのため、ペースメーカーの波形を見かける機会も自然と増えます。

なんか…波形の横にピッて線ついてるけど…これってゴミ?それとも心電図に霊的な何かが…(震)

安心してください。あれは「ペースメーカーがちゃんと動いてますよ」っていう合図です。怖くありません。
ペースメーカーが使われるのは、こんな波形が出たときです:
- 洞不全症候群(SSS)
- 三度房室ブロック(完全AVブロック)
これらは、心臓の電気がうまく伝わらず、
脈が止まりそうになることがあるので、補助としてペースメーカーが必要になります。
最初は少し見慣れないかもしれませんが、よく出る波形なので、自然と覚えていけますよ!
【STEP3】知らなきゃ戸惑う!?ペースメーカー波形の見分け方

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STEP4:胸が痛いと言われたら、ST変化をチェック!
患者さんが「胸が痛い」「違和感がある」と訴えてきたときに、まず確認したいのがSTの変化です。
これは、心筋梗塞や狭心症といった虚血性心疾患のサインになっていることがあります。

STって…上がってる?下がってる?それが何か意味あるの〜!?(混乱)

落ち着いてください。胸痛があるときは、STがいつもと違っていないか確認するだけでも立派な判断です。
症状があるときは「いつもと違うかも」と思えることが大事。
自信がないときは、すぐに周りに相談しましょう!
【STEP4】これが出たら要注意!ST 変化の意味と見分け方

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まずはこの11波形から覚えてみよう!
心電図の波形ってたくさんあるように見えて、最初に覚えるべきはこの11個だけ!

とりあえず…この11個ね…うん、じゃあ寝よっかな…

寝る前に1個だけ覚えましょう。心電図もコツコツ積み重ねが大事です。
焦らずゆっくり、「あ、見たことある!」を少しずつ増やしていきましょう!
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あ、わたし(心房細動)入ってるじゃん!人気波形ってことでOK〜?