【心電図検定対策】12誘導心電図のQ波の見方|異常Q波のチェックポイントをやさしく解説!

どんどん

こんにちは!

循環器ナース歴9年目、看護師歴12年目のどんどんです!

今回は、**心電図検定や臨床で役立つ「12誘導心電図の見方」**について、

初心者にもわかりやすく解説していきます。

12誘導って、項目が多くて「何から見ればいいのか分からない…」って思うことありませんか?

でも、順番にチェックすれば大丈夫!

この記事では、読む順番の「4番目」=Q波のチェックに注目して、

異常Q波の見つけ方とポイントをわかりやすくまとめました!

目次

Q波に異常はない?

「Q波」って、心電図の中ではちょっと地味な存在に見えるかもしれません。

でも実は、過去に心筋梗塞を起こしていたサインかもしれない、大事な波なんです!

ただし、「Q波がある=即アウト」ではありません。

Q波は出る場所によっては正常なこともあるので、しっかり見分け方を知っておくことが大切です!

Q波チェックのポイントはこの4つ!

ポイント①

V1〜V3にはQ波は出ない!

ここにQ波があったら、それは異常Q波です!

ポイント②

aVRのQ波はスルーでOK!

aVRにはもともとQ波が出やすいため、ここは気にしなくて大丈夫です。

ポイント③

1mm未満の小さいQ波は正常範囲

V1〜V3以外の誘導では、幅・深さが1mm未満のQ波が出ていることがあります。

これは生理的(正常)なQ波なので、問題ありません。

ポイント④

ⅢやaVLに単独で出てる異常Q波は、そこまで気にしなくてOK!

ただし、注意したいのは「グループでQ波が出ている場合」です。

  • 下壁:Ⅱ、Ⅲ、aVF
  • 側壁:Ⅰ、aVL、V5、V6

これら**“壁ごと”にまとめてQ波が出ている**ときは、

**過去の心筋梗塞の可能性あり!**と判断しておきましょう。

今回のまとめ

① V1〜V3のQ波 → 要注意(異常Q波)
② aVRのQ波   → 気にしない
③ 1mm未満のQ波(V1〜V3以外)→ 正常範囲で見られることあり
④ Ⅲ・aVLの単独Q波 → 気にしない
⑤ 下壁(Ⅱ・Ⅲ・aVF)や側壁(Ⅰ・aVL・V5・V6)にグループでQ波がある → 要注意(過去の心筋梗塞の可能性あり)

サイナスくん

Q波って、出ていい場所とダメな場所があるんだよ。特にV1〜V3にQ波が出てたら要注意!

エーエフちゃん

へぇ〜、見た目は地味なのに、実は“過去の黒歴史”を暴いちゃうタイプなのね。怖っ!

しかも“下壁”とか“側壁”でグループで出てると、心筋梗塞の既往を疑うんだ。

エーエフちゃん

ふふふ、静かに爆弾抱えてるタイプってことね…嫌いじゃないわ♪

今回はここまで!おつかれさまでした〜

完璧じゃなくていいんです。ゆっくり覚えていきましょう!

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管理人どんどん
はじめまして、管理人のどんどんと言います。 看護師11年目の循環器ナースです。 心電図がわからない新人、中途採用、病棟異動できた看護師さんに心電図を指導していますが、病棟勤務のため対面では十分に教える時間が取れないことから、ブログという形で心電図の見方を伝えられたらと思い始めようと思いました。ブログは初めてなので、少しずつ改善していこうと思います。長い目で見て頂ければ、徐々に良くなっていくと思うのでよろしくお願いします。