前回は、心電図でよく使う基本ワードについて学びました。
今回は、心電図を記録する用紙について学んでいきます。
「ただの方眼紙じゃないの?」
そう思うかもしれませんが、このマス目には心電図を読むための大切な情報が隠れています。
とはいえ、最初から全部覚える必要はありません。
この記事では、「記録用紙ってこういう意味があるんだ!」ということが分かれば十分です。
それでは、一緒に見ていきましょう!
- 心電図用紙のマス目の意味
- 横軸(時間)と縦軸(電気の強さ)の見方
- 心拍数の簡単な計算方法
目次
記録用紙には2種類のマス目がある

この方眼紙みたいなマス目って、ただの模様じゃないの?

実はこのマス目にはちゃんと意味があるんだ!心電図を読むときの目盛りになっているよ。

心電図の記録用紙をよく見ると、方眼紙のようなマス目になっています。
よく見ると、
- 5mmの大きなマス
- 1mmの小さなマス
の2種類があります。
そして、このマス目には大きく2つの役割があります。
- 横軸は時間
- 縦軸は電気の強さ
を表しています。
横軸は「時間」を表している

横のマスが時間を表しているってどういうこと?

横のマスの長さを見ると、心臓が動くのにかかった時間がわかるんだ!

横方向のマス目は、時間を表しています。
つまり、
心臓のスタッフたちがどれくらいの時間をかけて働いたのか
を見ることができます。
| マス目 | 時間 |
| 小さいマス1個(1mm) | 0.04秒 |
| 大きいマス1個(5mm) | 0.2秒 |
| 大きいマス5個(25mm) | 1秒 |
この数字は覚えようとしなくて大丈夫です。
まずは、
「横のマスは時間なんだな」
くらいに思っておいてください。
この時間はどんなときに使うの?

時間が分かると、何が分かるの?

波形の横幅をマスで数えて、『正常な範囲かな?』と確認するときに使うんだ!

このマス目は、波形が正常かどうかを確認するときによく使います。
例えば、PQ間隔は大きなマス1個以内が正常です。
また、QRS波の幅は小さなマス3個未満なら正常と判断します。
このように、横のマスを数えることで正常かどうかを判断できるようになります。
今は細かい数字は覚えなくても大丈夫です。
「あとで使うんだな」くらいに思っておきましょう。
縦軸は「電気の強さ」を表している

じゃあ、縦のマス目にはどんな意味があるの?

縦方向は心臓の電気の強さを表しているよ!でも、細かく覚えなくて大丈夫だよ!

縦方向のマス目は、心臓から出る電気の強さを表しています。
数字で表すと、
- 小さいマス1個(1mm)=0.1mV(ミリボルト)
- 大きいマス1個(5mm)=0.5mV(ミリボルト)
となります。
縦の波形にも正常値はあります。
しかし、波形の高さは
- 患者さんの体格
- 電極(モニターパッチ)の付け方
- 体勢
などでも変わるため、最初はあまり気にしなくても大丈夫です。
まずは、
- 波形が低い → 電気が弱そう
- 波形が高い → 電気が強そう
くらいのイメージで十分です。
心電図は覚えることがたくさんあります。
最初は、本当に必要な知識から少しずつ覚えていきましょう。
心拍数を計算してみよう!

心拍数って、自分でも計算できるの?

もちろん!現場では機械が計算してくれるけど、研修や検定では自分で計算する場面もあるから、覚えておくと役立つよ。
覚えるのは、この計算式です。
300 ÷ RR間隔に入る大きなマスの数
例えば、
| 大きなマスの数 | 心拍数 |
| 2個 | 約150回/分 |
| 3個 | 約100回/分 |
| 4個 | 約75回/分 |
| 5個 | 約60回/分 |
みたいな感じです。
ぴったり数えなくても大丈夫です。
大切なのは、
「心拍数が速いのか、遅いのか」
を判断することです。
だいたいの心拍数が分かれば十分ですよ。

今回のまとめ

おつかれさまでした!
今回は、心電図用紙の見方について学びました。
覚えてほしいポイントは、この3つです。
- 横軸は「時間」
- 縦軸は「電気の強さ」
- 心拍数は「300÷大きなマスの数」でおおよそ計算できる
ここまで理解できれば、心電図のマス目がただの背景ではなく、「意味のある目盛り」に見えてくるはずです。
次回はいよいよ、心電図波形を見ながら、最初に覚えたい基本波形5選を学んでいきます。
正常な波形から代表的な異常波形まで、まずは「これだけは知っておきたい!」という波形を一緒に見ていきましょう。

STEP⑤基本波形の特徴を学ぼう!
























こんにちは、どんどんです!